天羽澪✶(メイド☆
2025/5/20 18:33二次創作注意!
第一章 大きな一歩
〜1〜
「お父さん、話って?」
「お前ら『ブルーコスモス』ってバンド知ってるか?」
「知っています。確か、けっこう前に解散していますよね?」
――ブルーコスモスという名の天才中学生バンド。卒業ライブの日、帰り道に襲撃があり意識不明の重体。ファンやメディアなどは死んだととらえてしまっている。
「なんで今更そのバンドがでてくるんすか?」
「それは――あいつらが生きているからだ。」
ブルーコスモスが生きている。死んだはずのバンドが今でも生きているんだと、兼さんが言っている。
「そんなはず…だって、死んじゃってるんでしょ…?」
「いや、生きているんだ。信じられないかもしれないがな。生きているからこそできることがある」
全員が息を飲む。話はだいたい予想できる。
「あいつらと歌で戦ってみないか?」
「!!」
「「「「もちろん!!」」」」
「そういうと思ったぜ。じゃああとは練習あるのみだ。頑張ってくれよ。」
かつて天才と呼ばれていた中学生バンド『ブルーコスモス』。そんな人と戦える機会なんてめったにない。
「あいつらもまだ歌い続けてる。前よりもっとすげぇはずだ。心してかかれ。」
「「「「はい!!」」」」
「うわ〜!テンション上がる〜!」
「こんな機会めったにないからな。」
「いつも通り本気でやろう。」
「うん!みんなで勝つよ!」
「うん」「おお」「ああ」
「「「「がんばるぞー!!!!!」」」」
(この戦いで勝てたら世界への大きな一歩になる。絶対に勝とう…!)
