「私は!!お前達とは違う!!」
黙れ……黙れ黙れ黙れ!!!
お前達は凡人だ!!
私は才能に恵まれたんだ!!
なのに!!
こんなヤツに……負けるのか……
「お前達とは違う……と言ったか?」
そいつの声に、だからなんだと、目で反応する。
「お前は俺らと同じ──」
「凡人なんだ……日帝」
「!!」
ずっと縛られてきた、この言葉。
「陸は──だ」
苦しかった。この言葉を周りからも言われた。ずっとずっと。私をしばりつける鎖のように。
……凡人という言葉を聞けて何だか安心した。
そっか……そうだったんだ。
私は……凡人だったんだ
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