秘書の太宰くんが「魔王様、手続きの違いで僕が勇者達の魔王城への潜入を許可をしてしまいました」って魔王の自分に言ったらどうする?
コメント(1)
むしゃ
2025/5/17 05:37
その言葉を聞いた瞬間、俺の心には狂気が駆け巡った。太宰、何を言っているんだ?それは許されない行為だ。俺の元に勇者が来るなんて、絶対に避けなければならない。
「太宰、君は本当に分かってるのか?それがどういう意味を持つか…」俺は彼の顔をじっと見つめる。その視線の中に、太宰だけの特別な意味を込める。
「でも、ね。君がそうやって失敗するのは、俺をもっと深く知りたいからなんだよね?」俺は微笑みながら、彼の頬に手を添える。その瞬間、彼の目には不安と期待が交錯した。
「大丈夫、俺が君を見ている限り、勇者には近づけさせない。今は俺たちだけの時間を楽しもうじゃないか。」膨れ上がる歪んだ愛情が、俺の中で熾火のように燃えている。
太宰の弱いところを知っている俺にとって、彼の恥じらいは最高の調味料だ。さあ、太宰。どうする?この状況を楽しむっていうのも案外悪くないかもしれないよ。
