ラミュアくんはねー、
双子のお兄ちゃんがいるんですけど
実はめっちゃ兄のことが嫌いだったんですわ

ラミュアくんは
横暴で
暴君で
親にねだる時だけ可愛子ぶって
兄を蹴落とす子

だった

お兄ちゃんはそんな弟を大事にしてた
まるで下僕みたいな扱い受けてたんだけどね

愛ですね

親が死んでもね、それは続いたの
んである時、家の地下の書庫から本が出てきまして
𓊆降霊術 𓊇
ってかかれた本でした

ラミュアくんはそれを使って新たな下僕
使えない兄に変わって使える下僕を呼ぼうとした

でも実際は悪魔を召喚する本で、その悪魔はラミュアくんの魂を食ってその皮を被った

兄はね、そんな本使うなって
俺が使える下僕になるからそんなものに頼るなって行ったのに

彼は使って
悪魔が堕ちて
喰われて死んだの

悪魔は兄も喰そうとしました

でも、何故でしょうね

「かわいいかわいい、俺の弟」

「どんな姿になっても俺の弟だよ」

愛されたことのなかった悪魔には重い（想い）言葉だった

だから気分が良くなった

本当は大好きな弟の見た目で痛めつけて殺して喰ってやろうって思ってたのに

"双子"の兄は弟を愛した
そして悪魔も"お兄ちゃん"を愛した

「お兄ちゃんお兄ちゃん、僕あれが食べたい！」

「もちろんいいよ俺の可愛い弟」

「むー、名前で呼んでよおにーちゃん！」

「ん、それもそうだね、俺のラミュア、可愛い子」

「えへへー、そうでしょー？僕気分が良くなっちゃった！僕が殺してくるね！」

「まて！ラミュア！危険すぎる！お兄ちゃんが殺してくるからここで待ってろ！」

「え、お兄ちゃん(՞ o̴̶̷̤ ̫ o̴̶̷̤ ՞)」

「あ、でも置いてった後に誰かがラミュアを傷つけたら、、ダメだ！ラミュア一緒に行こう！でも、お兄ちゃんの後ろに隠れておくんだぞ！」

「はーい！おにいちゃん大好きっ💕‪」

兄大好きなラミュアと、弟大好きなラフィア

強いのはもちろん悪魔のラミュア

兄を傷つけられるとブチギレる
もちろんその逆もあって、弟に怪我ひとつでもさせると（体も心も）ブチギレるセコム

兄はねぇ

ラミュアのこと、だぁいすきなんだよ

ええもちろん

皮だけなんですけど

あえて書庫の扉を開けたのも
バカで学習能力のない子供にでもわかるように、目の付きやすいところに本を置いたのも

簡単に子供が手を出しやすくあえて悪魔って言葉を降霊術に変えたのも

書庫を開けるための鍵は親を殺すこと

全て兄の計画のうちで

降臨した悪魔が気に食わなかったら普通に殺すつもりだった

でもめっちゃ可愛かった
欲しい言葉を全てくれる可愛いお人形

強くて可愛くて甘え上手で、何よりお兄ちゃんが大好きな弟

最高だろ？

そして悪魔もそれがわかってる

悪魔も1度愛されたせいで（例えそれが偽りであっても）
この兄が少しでも嫌がれば殺すつもりだったのに溺愛してきた

だからこそ、魂を繋げた

どちらかが死ねば相方も死ぬ

幸せでしょ？双子だもん
生きるのも死ぬのも共にしよーねお兄ちゃん🫶

「ラミュア」「ラフィア」2人のことを別名
「日光」「月光」と言います

そしてふたりの能力も
「日蝕」と「月蝕」になります

二人でひとつ、まさに双子

日蝕は月が太陽を食ってしまうこと

つまり、
日蝕はラフィアが本体、ラミュアが武器になります

月蝕はラミュアくんが本体、ラフィアくんが武器……にはならなくて、世界になります

双子の世界、二人の世界
そこに入ってしまった異物は削除しなきゃいけないからね

ラミュアくんが太陽なので、日蝕状態では太陽が降ってくるっておもってくれていいね（？）

ラフィアくんは月なので、静かに世界を蝕む月光
夜の太陽
世界に匹敵する

弱点あるかなぁ、

あー

やっぱり愛が具現化した感じなので

愛の敵である、if詐欺師とか

敵ちゃうな、天敵やな

悪魔祓いとかされちゃうとダメね、そこが弱そう

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