戦いの後、ボロボロになった裏ロスとロスが座り込んでいる

ロス「なーんか……変なんだよなぁ、おまえ」
裏ロス「……あ？」
ロス「いや、すげー強いし、世界の意思とか背負ってるっぽいし、全然俺とは違う感じなんだけどさ」
（ロスが目を細めてじーっと裏ロスの顔を見つめる）

ロス「……でも、鏡見てるみたいなんだよ」
裏ロス「…………」
ロス「ねえ、ひょっとして……」

（裏ロス、ｺﾞｸﾘ）

ロス「ifの俺かー！！！！！」
裏ロス「……は？」
ロス「いや～やっぱそうだよな！俺のifとか別ルートとか、よくあるよね！！えへへ！ってことは、オレって未来でああなる可能性もあったんだ！こっわ！でもちょっとかっこいい！！」

裏ロス（フリーズ）
裏ロス「……バカかおまえ」
ロス「うん！！よく言われる！！！」

（後ろで💎ファヴィエが肩震わせて笑いこらえてる）

裏ロス「……ま、そう思っとけ。そっちの方が、都合がいい」


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俺はお前の“if”じゃない。お前が復讐に囚われて、
父を失い、笑い方を忘れた“本当の未来”だ。

でも――

そう思われてる間だけは、
「兄かも」って距離感で、お前を見守ってられる。

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