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───初恋
そんなにキレイな言葉で現しちゃいけない。
これは、なんていうか……
初々しくない。
何もかも知っているし
あいつの全部を暴いてしまっている
秘密ごとなど無いに等しく
そういう行為も何度か交わした。
そこに愛はなかった。
そこに恋はなかった。
そんな余裕なかったから。
仕事地位外面勉強趣味健康食事その他諸々
その僅かな隙に溜まった欲
ただの発散のためのちょっとした関係
少しマイノリティな自分の為の
少しマイノリティな相手。
余裕ができ始めたのはつい最近。
仕事を押し付ける上司が死んだ。
ミスが目立つ後輩が退社した。
大きく分ければこの二つが要因だ。
余裕のできた自分は
余裕のある考えが浮かぶようになった。
思えば、彼奴は顔がいい。
会社でもそれなりの地位はある。
愛想もいいし、何より気遣い上手で
挙げればきりがないほど"持っている"。
自分にない沢山のものを持っている。
学生時代からこんな想いとは無縁なはずだった。
数多の女に言い寄られた覚えがある。
少数ではあるが、男にもその嫌いがあったのを覚えている。
「恋」とか「愛」とか
その間にはないように思えた。
だからその空の思いに応えることはできなかった。
余裕ができて
事後の此奴は彼奴等とは違って見えた。
少なくとも、自分の中には何かが
着実に根着いていくのを感じる。
世界で一番不純な初恋
多分それよりもっとグロくて汚いだろうけど
ああ、早く会いたい───

コメント(3)

卵黄

2023/12/11 06:30

方向性がゲロ違う。
作ってて思ったよ。何かが違う…ってね

卵黄

2023/12/11 06:31

なんか前回から百合と薔薇しか書いてなくてウケる

卵黄

2023/12/11 06:32

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