尿路結石
2025/7/27 20:13僕はいすらえるが好きだ。
きっかけは、ただの何気ない一言だった。
「うわ共産趣味キッズだ🙄」
胸に刺さる棘と、同時に芽吹く恋心に揺れていた。こんな無駄な言葉に言われ慣れてるのに他とは一線を画し、心に染み込んだ。
その日から延々といすらえるへの思いが胸を満たす。
だが気持ちとは裏腹に、いすらえるへ話しかけるなんて行動は一切起こそうとはしなかった。
このままでは終わりだと思い、藁にもすがる思いで僕はいすらえるへこう言った。
「イスラエルって僕の連合入らんの」
「矢田🙃」
「祖国へ帰れカスラエル」
「おやすみ」
可愛すぎた。
周囲に無関心な態度が、逆に僕の関心を引き寄せる。
いすらえるは何を考えているんだろうか、心の奥を覗きたくてたまらない。
そんな考えことをしながら感傷に酔っていた。
「元気?🙄」
いすらえるの声が聞こえた。あまりにも好きで幻聴したのか。
いすらえるがいないと理解していても、無意識のうちに話しかけていた。
「ア、ア、ア、愛してるよぉwww」
子供じみた独り言に「おやすみ」と返答がきこえて僕は驚きのあまり振り返ると、そこにはいすらえるの姿があった。
大きい瞳、華奢な身体、誰よりも整っている顔立ち。僕は思わず見惚れてしまっていたが先ほどの自分の行動の恥ずかしさがこみ上げて、茶化そうと口が勝手に動いた。
「そ、そんなことより我は絵を描いたんだ(^^)」
「すごいね🙄」
「かわいいだろ(*^^*)」
「でもゆとりのほうがかわいいかもしれないね」
その瞬間時間が止まった気がした。その一言は空気を震わせただけなのに胸の奥でずっと鳴りやまなくて額が勝手に熱を帯びた。
時は進み出し、息が勝手に声になった。
「イスラエルのほうがかわいいわ」
「自分はかわいいより怖いのほうが的確だよ。政治的宗教的危ない発言しかしてないしブラックジョークとかか好きだし🙄」
「僕も絵師界隈に喧嘩売ったり怖いよりだからww」
「じゃあ仲間だね🙃」
製作者:クリームソーダ
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