陰キャのみなさんが傷つきながらもエロを求めるの草🌽















今日は研究所に向かい、何かする………訳でもないな。
私は何もしない。そう。ただの健康診断。

…だったはずなのだが……………これは一体………？

「うぅ………………」
研究所には1人の男が倒れていた。何してん此奴は。
「君………」
心配して思わず優しく言ってしまった。最近側近に厳格に、と言われたのに…。

プルプルしてる。どうしたのだ…？意味がわからない…

つまりは…此奴、起きている？
では何故…………あ、魔力切れ！私天才か…違う魔王だ。

では更に何故……研究所の魔力回復装置を使わないんだ。

「きみ………貴様！なぜ魔力回復装置を使わんのだ！」
「えー………うぅ…」
何やらボソボソと…気持ち悪い奴だな。

お。ようやく立ち上がったか。立てたんかい。立てよ。最初から。
「あっ…えっと僕………その………へっ！？」
「どうした。予約は間違ってないはずだが？」
「あ、いえ…いや、あ、違くて………」
言いたいことも言えんのか。可哀想な奴だな。
「インキュバス………でして」
「は？何て？」
「すいません僕なんかが………」
早い。喋りが非常に早い。ヘタクソ。
「とりあえず………貴様が童貞であることは分かったぞ。」
「………………」
「………なんだ。お前みたいな奴に女が抱けるわけが無かろう？」
「男…抱けばいいんですか」
「………？何を言ってる。気持ち悪い」
「すみませんでした。せめてキスでも………」
「きっも。」
なんでそうなるんだ。いいから健康診断させてくれ…

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