ぎゆさんと夢主、ほのぼのなお話
(一応夢主がぎゆさんと同期設定だけど直接的な表現はない)
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包
2025/8/17 12:00
夕暮れ、任務帰りの2人。
並んで歩く2人だが、夢主の視線は義勇に向けられていた。
「……」
「……なんだ」
「いや、義勇さんのお肌すごいすべすべで綺麗だなって…あと、ほっぺが柔らかそうだな……って思ってた」
義勇は眉をひそめた。
「…何の話だ」
「いや〜、こういうのって見ただけじゃわかんないからさ……」
そういって夢主は義勇の頬に両手を伸ばし…
むにっ。
「…っ」
「わぁ…!やっぱりすごいもちもち!もはやお餅…」
「…やめろ」
「ふふ、もちもち…。あ、つんって押すとぷにって戻る!」
「……」
義勇は仏頂面のままなすがままにされている。どうもそれが面白くて、夢主は調子に乗り、両頬を交互にもちもち、むにむに。
「……」
「あ〜やばい、これクセになる…」
「…そうか」
そのとき、夢主の頬に義勇の手が伸ばされた。
「仕返しだ」
むにっ。
「ひゃっ?!な、なんれ?!」
「お前がしたからには、俺もする」
「や、やめ…ふぁ、ちょ、引っ張るのいたいいたい!」
「ならこれはどうだ」
そう言って、夢主が義勇にしたように、義勇も夢主の頬を両手交互にもちもちむにむに。
「あ、ちょっと!それ反則〜!」
「さっきお前もやっていた」
もちもち、ぷにぷに、むにむに。
「……柔らかいな」
「ぐぅぅ〜〜っ!義勇さんこそ!」
再び夢主も義勇の頬をもちもち。
それからしばらく、お互い頬をもちもち、むにむに、つんつん……
最終的に、2人の頬がほんのり赤くなったところで手を離した。
「……痛くはないか」
「うん、大丈夫…。ふふ、楽しかった!」
「……そうか」
義勇はそれだけ言って、前を向いた。
夢主はにやにやと義勇の横顔を見つめている。
「……帰ったら、またもちもちしてもいい?」
「…やめろ」
そう返しつつも、義勇の耳はほんのり赤く染まっていた。
