#最後の一文で一気に不穏な文を作れ
「実はね…私は魔女なのよ！！」
「……」
「……」
「はぁ…」
「反応薄っ！？もっと驚いていいのよ！？」
「いや、いくらエイプリルフールだからって嘘が雑すぎませんか…？もっと凝りましょうよ」
「はぁーー！全然分かってないわね！嘘は嘘だとわかるから嘘なのよ！！じゃあほら！凝った嘘ってのを言ってみなさいな！！」
「えぇ…じゃあ…俺、実は人狼なんですよ」
「……」
「……」
「私と負けず劣らずじゃない！」
「はいはいニンゲンオイシイオイシイ」
「取って付けた様に言うな！！！」

男が躊躇いがちに口を開いたとき、時計の針はぴったり十二時を指していた。

コメントを入力…