「はぁ、ふぅ、ふ、ちょっと疲れたわ……」
「はぁ……そんな裸足でこの砂漠を歩くからなんじゃ無い？暑いしいいことないと思うんだけど。君の部下もそうだが」
「セノのことかしら？彼は砂漠に慣れているもの……それにあなたは風元素の力があるじゃない？」
「何？抱っこして欲しいってこと？あの速さに君は耐えられるのかい？」
「あなたなら調整してくれるかと思って！」
「は？本当にするつもりなのかい？草の神が抱っこなんてされてるところ見られたら折角の信仰も無くなっちゃうんじゃない？」
「ほら、時間に間に合わなくなっちゃうわ！よろしくね！」
「……振り落とされても文句言うなよ」
優しく抱っこしてくれた放浪者くん

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