昔昔あるところに、ある少年が居ました。少年は、老いることも、死ぬこともない、不老不死でした。50年、100年、1000年……少年は姿、変わらず、退屈な日々を過ごしていました。そのせいか、命を軽々しく思ってしまいました。そんなある日、1人の少女が少年に声を掛けました。少年は、少女を見つめました。少女は話しました。「慣れは危ないよ?」と。少年は、少し戸惑いました。慣れ……それは、死ぬことを軽々しく思っている。それのことだと、少年は理解をしました。しかし、なぜ知っているのか、理解ができませんでした。少女は笑いながら、少年を見つめました。すると、少女は、ある一言を言いました。「お迎えに来たよ」少女がそう言うと、少年の脳内に1000年分の情報量が。当然、そんな記憶に耐えれるわけもなく、気絶してしまいました。数分がたち、その少女を見つめると、ふと思い出しました。「キミは……」すると、少女は泣きながら、こう言いました。「お迎えに来たよ……お兄ちゃん。」と。少年は、妹のことを、記憶から消していたのです。なぜなら、妹は、殺されたから。絶望に溢れた少年は、記憶を消しました。そして、少女は、それを思い出させるために、少年を不老不死の呪いを掛けました。しかし、それは不要でした。人々が集まってきます。その少年に。少年の魂は、少女の魂と一緒に天に登っていきました。人々は、その少年と少女の遺体を見て、こう言いました。「愛は、必ず勝つ」と。
コメント(1)
天内
2023/12/4 21:13
ていう、よく分からん前世です
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