ぽーらん
2024/8/14 14:14四月半ば、プレンツラウ近くのゴットハルト・ハインリツィ上級大将の司令部にシュペーアが来訪した。シュペーアはヒトラーを暗殺する話を切り出し、貴方は行動する気があるかどうかを問答した。ハインリツィは即座に答えた。
「個人的な意味では自分はヒトラーにもその取り巻きたちにも如何なる紐帯も持っていない。しかし自分は軍人として忠誠宣誓を行なっており、またキリスト教徒として"汝、殺すなかれ"の教えを学んでいる。自分も極端な環境においては誓約に基づく服従を撥ねのけうると思う。しかし、軍人として自分が忠誠の誓いを行なった最高司令官を敵の攻撃を目前にして殺害することは、私にはできない!」
シュペーアは同意した。「その通りですな、我々はもはや罠に嵌まっている。戦い続けるしかないのですね。」
イアン・カーショー著 ナチ・ドイツの終焉 第8章 内部崩壊 p410頁
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ぽーらん
2024/8/14 14:15
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