Latteアプリで見る Latteアプリのダウンロード
<「ミミック入り宝箱」トップに戻る

みみっく

2024/5/1 18:59

#物語を書こう!

重い身体を起き上げ、太陽の光を浴びる。こんないい天気は中々ない…が、私はその光が鬱陶しく太陽を睨み付ける。荒れてしまった部屋を掃除するため、窓があってもまだ暗闇である部屋の電気をパチ、とつける。あの子に引っ付いていた女についての紙がバラバラに散らばり、所々は燃え、焦げた跡がついている。昨日の私はやりすぎたようだとため息をついて、そろそろ着替えることにしよう。
何時ものパーカー、何時ものズボン。おしゃれなんてあの子の前以外する価値もない。準備ができ、外に出ればあの子の元へと行くための最短ルートを通る。できるだけ早く、起きてしまう前に。

ついてみればくっつき虫がいるじゃないか…最悪。ここは穏便に暴力で…と思ったがあの子が家から出てきた。なんてタイミングの悪さ、今日は良くないことが起きそうだな。きっと二人はお茶会でもするのだろう、私抜きで。こんなに大切な私という存在が居ながら他の女とお茶会なんて、きっとその女が無理矢理押し込んだに違いないものね?そうでしょう?

暫く待っているとひっつき虫が出てきた。やっぱりお茶会をしたのかほんのりと香水にまじった甘いお菓子や紅茶の香りが漂う。あまったるくて…なんだか殴りたくなってきた。ばいばい、と手を振るのを確認してから、あの女が帰るであろうルートを先回りして待機しておく。通りかかったらぶつかり、印象に残らせる。このまま何処かに誘えば良いのだが、無理な時もある。その時は無理矢理にでも連れていくけどね。今回はすんなりと「まぢ~?おねーさんノリいい~」とついてきてくれる様だ。ありがとう、そう上っ面の言葉を投げ掛けたあと、相手の片手を拾いある程度店などを回っていると、「よければ」なんて言われて相手の家へと招かれる。手間のかからないアマで助かったわ。ここまで来ればあとは簡単…私はこんな質問を投げ掛けた。
「そういえばお嬢さん…今日___とお茶会してましたよね」女の表情が少し曇る。
「…ええ、してたけれど…それをなぜあなたが?」はは!!と思わず笑ってしまうと女はたじろぎ、「どうして!!」と同じ質問を繰り返した。「何故って…そりゃあ」…とここまで言えば私は女の両手首をギュッと片手で握れば壁に押し付け、もう片手で写真を見せつける…幸せそうな顔をした女と、あの子が並んでいる写真だ。場所としてはこの家の前なので知っている者は二人だけ…のはずだ。それを知っての反応を見るのが面白くって…くっくっ、と笑い。写真を分からぬよう指から燃やしてぎゃあぎゃあと今にも叫びそうな女の喉をつかむ。すべすべとした柔らかい肉の触り心地、生ぬるい人間の体温…緊張しているのかよく唾液を飲み込む感触が手袋越しに伝わる。ちゃーんと犯行はバレないように手袋はつけているので安心。
…でも触れてみたい、実際はどんな感覚なのだろう。興味が湧いてしまう前に始末しろとはこの事なんだなと、今ふと思った。何はともあれ、このままぐっっと力をいれてしまえば女は身動きを止め、手足をだらしなく垂らしている。あとはこの遺体を縄に通し、首吊りに見立てればいい。全てが順調に終わり、家を出る前に…目を開いたまま眠ってしまった女と目を合わせて、ニコッと笑顔でこの言葉を送る。

「全て、あなたが悪いのよ」

47 リアクション

コメント(3)

みみっく

2024/5/1 19:00

無理か…()

みみっく

2024/5/1 19:01

て…くっくっ、と笑い。写真を分からぬよう指から燃やしてぎゃあぎゃあと今にも叫びそうな女の喉をつかむ。すべすべとした柔らかい肉の触り心地、生ぬるい人間の体温…緊張しているのかよく唾液を飲み込む感触が手袋越しに伝わる。ちゃーんと犯行はバレないように手袋はつけているので安心。
…でも触れてみたい、実際はどんな感覚なのだろう。興味が湧いてしまう前に始末しろとはこの事なんだなと、今ふと思った。何はともあれ、このままぐっっと力をいれてしまえば女は身動きを止め、手足をだらしなく垂らしている。あとはこの遺体を縄に通し、首吊りに見立てればいい。全てが順調に終わり、家を出る前に…目を開いたまま眠ってしまった女と目を合わせて、ニコッと笑顔でこの言葉を送る。

「全て、あなたが悪いのよ」

「落書き屋さん」のユーザーアイコン

落書き屋さん

2024/5/1 19:02

天才すぎませんか!?!?😭😭😭💞💞💞💘💘💘💘💘💥💥💥😍😍😍😍😍😍

コメントを入力…

アプリからのみです

送る