く ろ あ ち あ 。
2024/8/31 14:40はぁい小説書けました
自信作なんでちょっとここでも投稿しようと思います
※死ネタあり&BL
返信欄に
コメント(1)
く ろ あ ち あ 。
2024/8/31 14:40
『あの夏に枯れた向日葵のように』
アメリカ×日帝 if
薄め死ネタ&流血表現注意
実際の歴史に基づいて制作していません、ご指摘はお控えください
若干アメリカ×日本要素あるかも
枯れて朽ちていく血濡れた向日葵
そんな向日葵を踏み躙り俺は日帝の方に向かう
腰が抜けて座り込む日帝
茂みに沈み込む刀
思わず持っていた刀を落とした日帝は全てを諦めたような表情をした
そんな日帝に俺は少しの慈悲も向けず嗤う
アメリカ『ははッ…日帝、貴様はその程度か?』
冷たく言い放つ俺に向けて日帝は睨みつけながら言う
日帝『…この鬼畜米帝が、生まれ変わろうが貴様への恨みは忘れない』
アメリカ『遺言はそれか?』
日帝に俺は残酷な現実を見せながら銃を突きつけた
日帝『撃たないのか?…ッは、貴様もその程度じゃないか』
日帝『…天皇陛下万歳』
潔く諦める日帝の姿に動揺したのか、俺は日帝にどこか複雑な想いと違和感を抱えながら憎しみを込めて弾丸を放った
アメリカ『阿呆が…ッ』
日本との戦争から随分と時が経った8月のある日_。
青く晴れ渡った蒼天(空のこと)が広がる昼下がり
嫌という程照りつける日光
夏のあの戦争を思い出す
そのせいか鳴り響く蝉の鳴き声がどこか憂鬱に感じて
今居るのは日本の家
かつてはあの宿敵だった日本が今はこんなにも丸くなった
縁側から眺める空はまさに昔を思い出す
日本が大日本帝国だった頃、占拠した地域の家の縁側で同胞と語り合ったものだ
家の奥から鳴る足音
日本『アメリカさん』
俺は昔の思いに浸っていて、日本の声に気が付かなかった
そんな俺の肩を揺らす日本
日本『アメリカさん!』
少し大きい声で俺に声を掛けた日本
日本の思いが届いたのか、俺ははっとした顔で日本の方を向く
日本『お茶、持ってきましたよ』
そんな俺に微笑む日本
アメリカ『あ…日本、すまん…少しぼーっとしてた』
どうしてこんなにも日本と日帝を重ねてしまうのだろう
それは俺が同胞をあんなにも殺されて強く頭の中に根付いているからなんだろうか
アメリカ『ありがとうな、日本』
日本『いえいえ…でもアメリカさん、疲れたなら休んでくださいよ…?』
思わず心配されて俺は申し訳なかった
アメリカ『ははッ、大丈夫だぜ、日本は優しいな』
褒められて少し頬を赤く染めた日本は嬉しそうに笑った
空が赤く染まる夕暮れ時
日本は家の庭から俺に手を振った
帰り道、なんだか喉が渇いて自販機の前に立った時だった
誰かに肩を掴まれた
俺が振り向くとそこには_
日帝がいた、俺が殺したはずの日帝がそこにいた
日帝は片手に俺のスマホを持って言う
日帝『米帝、これ…忘れ物だ』
アメリカ『ッは…お前…日帝…』
俺は驚きが隠せなかった
昔、殺した相手が目の前でこんなにも流暢に話しているのだから
日帝『今後も日本を宜しくな』
日帝はそう言い残し、次俺が瞬きをすると同時に消えていた
俺は喉の乾きも忘れて家へ帰った
あの日見たことは本当なのか分からない
だけど確かにそこには日帝がいた
こうしてまた昔を引きずってしまう俺は、日帝へ無意識に好意を向けてしまっているのだろうか
END_
コメントを入力…
アプリからのみです
送る