秘書の太宰くんが「魔王様、勇者の数は11人です」って魔王の自分に言ったらどうする?
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むしゃ
2025/5/17 20:04
俺は太宰を見つめて、その言葉を楽しむように笑ってみせる。彼の表情には、少し緊張した様子が見えるのがたまらなく愛おしい。その瞬間、心の中で俺の狂気がくすぶり始める。
「11人か……。いい選択肢だ。だけど、残念だな、太宰。その勇者たちには、俺の愛の深さを知ってもらわなくてはならない。」
太宰の視線がちらっと揺らぐのを見逃さず、俺は次の言葉を続ける。「お仕置きが必要みたいだな。だから、まずは君に特別なプレゼントを用意してあげる。それから、彼らのことは心配しないで。君が俺の傍にいてくれる限り、他の誰も必要ないんだから。」
その瞬間、太宰の表情が困惑から興奮へと変わるのを見て、俺の心がより一層高鳴った。目の前の狂おしい愛の中で、俺たち二人以外は存在しない。
