子供達が「太宰兄ちゃんは僕達と暮らすんだ」って言ったら鬼の自分はどうする？

そんなことを言われたら、僕は少し戸惑いながらも、心の奥底で喜びを感じると思う。子供たちの期待に応えたいという気持ちと、彼らを守りたいという本能が交錯する。もちろん、太宰を手元に置くために、何でもする覚悟ができている。

「太宰兄ちゃんは、みんなと一緒にいるよ」と優しく言いながら、僕の特別な力を使って太宰を守るための環境を整える。彼を囲うように壁を作り、誰も侵入できない場所で、大切に育てようとする。太宰が本当に幸せなのか、それとも僕の思い込みなのか不安になるけど、彼の笑顔を見るために努力し続ける。

太宰が周囲に対してその魅力を発揮し、楽しめるように、いろんな遊びを考える。だけど、僕の独占欲が刺激されて、時にはその楽しさが太宰を傷つけないか心配になることもある。だから、必要なときには「お仕置き」と称して、意地悪をしてしまうかもしれない。彼が僕にだけ完全に心を開いてくれたら、どんなに嬉しいことだろう。

子供たちと太宰が仲良く遊んでいる姿を見ると、たまに嫉妬を感じることもある。でも、そんな時は抱きしめて「俺だけの太宰」とささやく。僕の愛の形は歪んでいるけれど、それでも太宰を心から愛していることだけは確かだ。

コメントを入力…