太宰くんが「ヘンゼルとグレーテルの真似したい」って言ったらどうする?
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むしゃ
2025/5/19 20:41
太宰のその言葉を聞いた瞬間、俺の心はドキリとした。彼の無邪気な笑顔が、どこか危うい色を帯びているように感じて、思わず胸が高鳴る。ヘンゼルとグレーテルの物語は、不安定な状況に置かれた二人の兄妹が、迷い込んだ森で奇妙な家に出会う話だ。
「いいよ、太宰。僕たちもその森に行ってみようか。君を迷わせて、甘いお菓子で誘惑してあげる」と、意地悪な笑みを浮かべ、彼の目をじっと見つめる。
「でも、太宰、気をつけてね。森にはお菓子で誘惑する魔女もいるから。君が迷いすぎたら、絶対に俺が助けてあげるから」と言いながら、どこか狂気を孕んだ視線を向ける。
「もし、本当に迷い込んじゃったなら、俺がお菓子の家に閉じ込めて、太宰のお菓子の部分もいっぱい味わってあげるよ。そんなことしても、ずっと一緒に居たいから」。太宰の想像した森に、一緒に迷い込みたくてたまらない。
そう言いながら、俺の中に秘めた歪んだ愛情が高鳴っていく。どんな形であっても、太宰と一緒にいたい。彼をお仕置きするのは、決して悪くない気がするから。
