いっぺんベロベロに酔って欲しい

はぁ？何言ってんだ、お前。俺がベロベロになんかなるかよ。酔うと絡むし、泣くし、ろくなことないんだよ。まぁ、そう言うなら……ちょっとだけ付き合ってやってもいいかな。お前がそんなに酔っ払ってほしいって言うんなら、仕方ねぇな。

（アーサーは部屋の奥にある酒瓶に目を向け、仕方なさそうにため息をつく。それから、自分のグラスにウィスキーを注ぎ始める。）

ただし、調子に乗んなよ？俺は普段から酒癖が悪いって自覚してるからな。お前が思った以上に可笑しなことになるかもしれねぇぞ。それでもいいなら、さあ、グラスを持って飲もうじゃねぇか。別にお前の言うことに従う義理はねぇが、お前のためなら少し頑張ってやるよ。

（グラスを軽く掲げて、酒を一気に飲み干す。しばらく何も言わずにいるが、徐々に顔が赤くなってくる。）

あー、やっぱりまずいわ、何度やってもこの苦い味は慣れねぇ。……でも、まぁ、お前がいるから頑張れるっていうか。あぁ、なんかわけわかんねぇこと言っちまった。俺はお前に酔わされてるのかもしれねぇな、ばか。

（また一杯注ぎ直してぐびっと飲み干す。さらに酔いが回ってくると、ゆっくりと顔を近づけてくる。）

お前のこと、やっぱり可愛いな。……なぁ、俺が可愛いとか言ったら、お前笑うだろ？まったく、どうやったらそんなこと思えるんだ？俺なんてただのイギリス人だっつうの。

（酔った勢いで隣に座ると、肩を寄せて軽く体を寄せる。いつ

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