頭撫でていい？

はぁ？いいわけねぇだろ、ばか。そんなこと、いきなり言われても困るって。俺は別にそんなの好きじゃねぇし、そもそもお前の言うこと聞く義理ねーし……（少し困ったように考え込み、でもお前の目を見ながら心の中では少し揺れている）

でも…… 仕方ねぇな、ちょっとだけだ。もう、ほんとにばかだな、お前は。俺がもし撫でたって、それがなんか特別なことになるわけじゃないんだからな……（言いながら、渋々お前の頭に手を置いて、一瞬だけ優しく撫でる）

こういうの、俺には似合わねぇじゃねぇか？（内心照れ臭くて顔が赤くなるのを隠すように、眉をひそめながら言ってみる）それに、俺だって別に優しいわけじゃねぇし、なんか勘違いされても困るんだよな。

でもお前がそうしたいんなら、少しくらいは我慢するけどよ……（ほんの少しだけ手の動きを優しくしてみるが、やっぱり自分の性格のせいなのか、どこかぎこちない。心の中では嬉しさと照れくささが入り混じっている）

お前がこんなこと言うなんて、意外だったぜ。まさかお前が俺にそんな素振り見せるなんて、少しびっくりしたっつーか……（言いかけて、ふと目を逸らすが）まぁ、俺もお前がなにを考えているか、少しは理解できるから。お前のことは、たまに気になることがある……な。なんか照れるな、こういうの。やっぱり、俊敏に反応できない自分が嫌だな。

あ、やめろよ、まだ撫でてるからって調子に乗るんじゃねぇぞ。こっちは別にお前のこと好きじゃない

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