零@阿呆
朝起きた時に頭ん中の空白が急に埋め尽くされた瞬間、脳処理が追い付かなくて胃液をぶち撒けた。最っ悪の朝だった。人は思い出さなくていい事もあるって事を知った。残酷な現世と隠されていた真実と自分の不甲斐無さに吐き気を及ぼして、もう空っぽの筈の胃から無理やり押し出した様に吐いた。何度も夢であってくれと願った。でもそれはやはり現実だった。現実以外の何物でもなかった。唯々、弱くて強い呪いをかけてしまった自分自身から逃げ出したかった。
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