メア様推し/情緒不安定☆
2025/12/13 20:44とある孤独な少女の話
コメント(8)
メア様推し/情緒不安定☆
2025/12/13 20:45
毎日これの繰り返し。生産性なんて消え去って。学校にも行けず。ひたすら寝ている女の子。その子はめんどくさいが口癖で。推しのロシアを理想の父親に重ね。安心感を求めている。ある朝親に内緒で学校ではなく離れた公園へ行った。道が険しく大変だったが目的地に着くと綺麗な景色が見えた。人は周りに居なく1人だけ。漫画のように線になって街に降り注ぐ太陽光がとても綺麗で。やっと全てを忘れられた気がした。冷たい風が吹き付けるとある秋の日の事だった。
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2025/12/13 20:45
時間は過ぎ去って行く。家に帰る事になった。自転車を持ち出して居た女の子はすぐにバレた。父親にどこ行ってたのか伝えた。父親は何も言わず母に伝えない。もうそういう事するなと淡々と言った。女の子の行動理由が学校に行きたくなくて。仮病使って休んで。理由を問い詰められるのが疲れたから。分からないただそれだけの事だったから。しかし父親には気持ちなんて伝わるはずもない。言えないんだから。女の子は明るく「そうだね!もうしないよ!」とだけ言った。ただそれだけの記憶。昔の話。とある冬の日。女の子は無気力でいつものように寝てばっかりいた。ふとその日の事を思い出した。あの場所は桜が綺麗で景色もいいと、当時の親友に教えてもらった所だった。当時の親友とは今は話もしなく。人間関係を守る為と一方的に縁を切られてしまった。あーあ虚しいな。そう少女は言った。全てに疲れかけていた。良くない事を考えた少女。しかし無気力がそれの邪魔をした。とてもめんどくさいと。
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2025/12/13 20:45
真っ暗な部屋。1つの間接照明を母に置かれた。暗い部屋にいた少女にとってはとても明るくて眩しく感じる証明。なんとも言えない孤独感が少女を襲う。やりたかったはずの事もやる気が起きない。ある日。勉強もあまり出来なくて平均以下の点数を取ってしまった。暗い空の時間帯に起こした酷い黒の感情の波での睡眠不足で。起きてる事で精一杯だったそんな日の定期テスト。母親は怒らなかった。怒鳴って勉強しろと少女に言った訳でも無い。ただ「有り得ない」その言葉だけだった。少女は知っている。母親は頭が良くテストで100点以外取ったことが無いと言っていた事も。だから100点以外は高得点でも意味が無い。100点取っても「凄いね頑張ったね」で終わり。当たり前だ。少女の母親は100点が当たり前だったのだから。勉強を強要される訳でもなかった。ただ当たり前こと出来たねって言われるだけ。楽しく無くなった。褒められたいなんて思わなくなった。期待なんて無駄だと感じた。少女は何故か全てがどうでも良く感じて来るようになった。めんどくさいから頑張うとも思わなくなった。当たり前の。やらないと行けないことさえ出来ていれば他はどうでもいいって思うようになった。今は生きて入れるからどうでもいい。そう感じるようになったのだ。
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2025/12/13 20:45
ある日突然言われた一言。ネッ友からの言葉だった。不器用で何が言いたいのか分からない言葉。でも心に刺さってしまった。どうして病んで居るんだろう。私は母親が怖いのか?そういう疑問が。少女の頭を埋めつくした。途中で考えるのを辞めた。めんどくさいと思ったから。難しい事。考えるのに疲れたから。謎に涙が止まらなくなった少女。疲れたなぁ。そうボソッと言った少女はそれ以上深く考えるのを辞めた。少女は元々明るかった。誰にでも話しかけられ仲良く出来る様なそんな女の子。小学校高学年の頃から内向的になって行った。人が怖くなってた。優しさと言うのが分からなくなった。人間関係に疲れ始め居た。その少女は温厚だった。本気で怒ることは滅多になく。優しげな少女だったのに。今は別の意味で怒らなくなった。起こるのがめんどくさいと思うようになった。少女は人に怒れる様な立場では無いと思うようになって行ったから。とある事件があった。ただの兄弟喧嘩。テレビの取り合いだった。弟はテレビにうつした状態でゲームがしたいと。少女はテレビでやってる番組を見たかった。最初は言い合いだった。弟が蹴りを入れ始める頃から狂って行った。その時の少女は意地になっていた。テレビに映すための機械を持って阻止していたからそれを奪おうと蹴りを入れてくる弟がとてもうざく感じてしまった。事件が起きた。少女はキッチンの包丁を取り出してしまった。護身用と。蹴りを入れられない為に。近ずこうとすれば包丁を少し向かせれば距離は取れたから。なんだかんだ立って落ち着いた少女は包丁をしまい、奪い合いも有耶無耶になった。怪我人なんていない。ただ少女がしょうもない事で感情的になり犯してしまった小さな家庭内の事件だった。どうしてあんな些細な事でキレたのかは分からない。ただ少女に余裕が無かったのはよく分かってしまう小さな昔の家庭内での事件の話だった。
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2025/12/13 20:45
そんな孤独な少女は推しと言う存在に依存するようになった。暗くてフィクションだから許される殺人鬼のキャラクター達。そんな闇の世界に。逃げたくなった。そこから時間が経ち、推しも変わり好きなジャンルも変わった。より現実に近いジャンルを好きになった。依存は止められなかった。大人っぽいキャラに心打たれ守られたいと。少女は思った。危険なキャラも好きになって行った。現実だとよくない国の名前として言われる名前と全く同じで擬人化の彼。昔のジャンルと同じものを感じて惹かれて行った。支配されたいと少女は言った。全てに疲れたから。推しに言われた事だけして過ごしたいと。そう言う少女には諦めと無気力が瞳に宿っていた。
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2025/12/13 20:45
少女に希望は存在しない。希望を感じようとしないからだ。ただ何もかも忘れて無に慣れた。ただそれだけの事だからだ。日常が、時間が、ただ過ぎるのを待っている。兄弟が多く、家が常に何かしらの音が聞こえる。そんな少女の家では感じられない静寂をその公園で初めて感じたのだ。少しの不安と何も考えなくていい多少の安心感。親友との距離に悩み、そんな親友に教えてもらった場所で1人時間を過ごす。それにはなんとも言えない心の空白を放置されてる様な気持ちになった。痛いくて黒いぐちゃぐちゃしたもので埋めたり木の板を打ち付けて無理矢理塞いたり端っこの小さな穴に貼った不自然な場所絆創膏。公園の静寂は穴だらけで異物まみれな心が初めて穴だけの状態になった気がした。孤独感と疲れたからの安心感。どちらも同じくらいあったのだ。
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2025/12/13 20:45
とある学校の日の帰り道。少女はその日はお迎えが来ず歩いて帰る事になった。1人の帰り道はとても孤独感と足りない様な感覚になった。中学校に入り親友となった子と歩いて帰った日を思い出す。笑って楽しかった。友達の笑い声がとても嬉しくて楽しくて。その時はそれで良かったのに。今は1人ぼっち。あの日笑って歩いた道は少しの車の音だけが響く冷たい孤独な場所になっていた。ふと隣を見る。そこには誰も居ない。小学校で慣れたはずの1人の下校は、中学校での久しぶりの歩きではとても心細く感じた。泣きそうだった。酷く寂しかった。初めて中学校から帰った時を思い出した。新しく初めて車通った帰り道は歩きじゃどこを通ったか分からなくて。帰り道が一切分からなくなって。不安と孤独感に苛まれて。泣きながら知っている建物がある所まで彷徨い歩き家に帰った日。2時間以上彷徨って居たその日を思い出す。あの日とは違う空白感と孤独感が不思議と辛かった。もう慣れた中学校の帰り道。小学校の時通っていた道とは真逆の場所で。すっかり見慣れた中学校からの通学路がとても冷たく感じてしまった。歩きだと港や漁港まで見渡せる綺麗な景色が見える場所があった。少女はここじゃない何処か遠くへ居なくなりたいななんて思いながら人の居ない通学路を歩いて帰った。
メア様推し/情緒不安定☆
2025/12/13 20:46
この少女は....誰のことを言っているんだろうね
