コメント(67)
白痴
2025/9/17 23:51
失敗なんてしたことが無かった。
白痴
2025/9/17 23:51
それは何に対してもで、まず失敗する奴の感情がわからない。
白痴
2025/9/17 23:51
'面白い'の一言に尽きた。
白痴
2025/9/17 23:52
いいや、面白さより哀れさが目立ったかもしれない。
白痴
2025/9/17 23:52
自分が言う'失敗'は、一般的な物事での失敗を差すのではなく…
白痴
2025/9/17 23:53
人間関係を保つ最適な立ち回りや役割、はたまた社会の道を渡るに対してもエリートが憧れる程のエリートを差すことであった。
白痴
2025/9/17 23:53
そんなオレでも、とある事が引っかかった。
白痴
2025/9/17 23:54
「……'あの天使'、元気かな。」
白痴
2025/9/17 23:54
気が付けば、'あの天使'の扉の前まで歩んでいた。
白痴
2025/9/17 23:54
ぱたり。
白痴
2025/9/17 23:55
『 ・・・どうしたんですか . 』
白痴
2025/9/17 23:56
彼女の無機質なカオがオレの心に火を灯した。その火も美しいものではなく、ただ只管に醜いもの。例えば、イエス・キリストが磔で燃やされた際に使われたような。
白痴
2025/9/17 23:57
「ねえ、キミってさ。」
白痴
2025/9/17 23:57
「なんでそんなカンタンな事も出来ないの?」
白痴
2025/9/17 23:58
純粋を装い、小さく首を傾げてにぱっと笑ってみせた。
白痴
2025/9/17 23:59
『 … はぁ .ボク以下の天使が 何を言うかと思えば そんなコトですか . 』
白痴
2025/9/17 23:59
呆れたように目の前の天使はそういう。
白痴
2025/9/17 23:59
「ちがうよ。キミは何もわかっちゃあいないさ!だって、周りの天使に好かれる事すら無いでしょ?」
白痴
2025/9/18 00:00
オレがそれを言った途端、何処か霞を宿した白色の瞳を確かに揺らしたように見えた。
白痴
2025/9/18 00:01
『 何を言って … .ボクは全てに置いてカンペキで 、センセーからも好かれて 、! 』
白痴
2025/9/18 00:01
「なにをいっているの?」
白痴
2025/9/18 00:01
『 … っ 』
白痴
2025/9/18 00:02
一方的に詰め寄ると、キミは表情を曇らせながら後退さる。
白痴
2025/9/18 00:03
「あっはwそんなカオしないでよ。」
白痴
2025/9/18 00:04
ドサッ。キミの脚を蹴り、押し倒す。そのまま馬乗りになるように全体重をキミに捧げる。
白痴
2025/9/18 00:04
小柄なのであまり重くはないだろう。
白痴
2025/9/18 00:04
『 たす 、け … ! カヒュッ゛ 』
白痴
2025/9/18 00:05
小さな喉仏をゴリゴリと抉り潰すように首を絞め付ける。キミがこれを前から望んでいても、自殺なんて怖くてできやしないとわかっていた。
白痴
2025/9/18 00:06
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休憩タイム
ちんぽ
休憩タイム終わり
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白痴
2025/9/18 00:07
『 ゃ、あ゛ … しにだくッ゛なィ゛っ . 』
白痴
2025/9/18 00:07
ギュゥッ…!
白痴
2025/9/18 00:08
只管に力を入れる。力でキミの首が弾け飛ぼうとも、それを歓迎してくれるだろう?口では嫌がっててもね。
白痴
2025/9/18 00:08
「正直になりなよ。周りから馴染めずにずうっとひとりぼっちで、そして挙句の果て周囲に毒を吐き回る。その癖オトナには従順で有能で、…けど、それにも疲れたんでしょ?だからオレが救ってあげるの。」
白痴
2025/9/18 00:09
『 ぁ、あ゛あ … や .やだ . 』
白痴
2025/9/18 00:10
段々と顔色が変化していく。雪のように薄かった血色が、腐ったジャガイモのような色になる。
白痴
2025/9/18 00:10
「…やーめた。」
白痴
2025/9/18 00:10
ぱた。
白痴
2025/9/18 00:11
『 ひゅ゛う、っ … ! なんで 、… 』
白痴
2025/9/18 00:11
「死にたいなら自分で死ねばいいじゃん。死んだら楽になれるよ」
白痴
2025/9/18 00:11
『 …… 』
白痴
2025/9/18 00:12
呆然としたカオで此方を見上げ、けほけほと軽い咳を吐かれる。それはまるで元々死を望んでいたかのようだった。
白痴
2025/9/18 00:12
『 わかり 、ました … .なら .今日貴方の前で死んであげますよ . 』
白痴
2025/9/18 00:13
「へえ?いいよ、どんな方法で死ぬのさ。溺死?それとも、…。かつてのキリストは磔にされ、周囲の怨みに悶えながら死んだよ。」
白痴
2025/9/18 00:14
『 そんな余裕は 生憎ボクには無いんですよ .着いてきてください . 』
白痴
2025/9/18 00:14
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休憩
つかれた
眠い
下ネタ言いたい
こんな続けようとおもわなかった
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白痴
2025/9/18 00:15
辿り着いた先は、太陽すら見えない土砂降りの雨の中の屋上。
白痴
2025/9/18 00:15
「へえ、飛び降り自殺ね。面白いものを選んだじゃないか。」
白痴
2025/9/18 00:16
『 走馬灯をゆっくり見たい という欲望を 最期に吐き出したかった ので . 』
白痴
2025/9/18 00:16
目を伏せて、普段は見せない微笑を一瞬見せてくれた気がする。
白痴
2025/9/18 00:16
「さっさとしなよ、雨が止まぬ間に」
白痴
2025/9/18 00:17
『 ええ .言われなくとも . 』
白痴
2025/9/18 00:17
キミは鉄製の手摺に脚を上げ、ボーダーの裏側へと移動した。
白痴
2025/9/18 00:17
そして少ない隙間の中、此方を振り返った。
白痴
2025/9/18 00:18
『 このまま .雨は止みませんか? 』
白痴
2025/9/18 00:18
「止まないよ、ずっと。」
白痴
2025/9/18 00:18
そう答えてあげた。
白痴
2025/9/18 00:18
…何せ。
白痴
2025/9/18 00:19
天界は崩壊寸前であり、酸性雨がひたすらに降り注いでいた。キミはその影響で病に呑まれて、自ら歩けすらせず、死すら簡単に出来なかった。
白痴
2025/9/18 00:19
けれど、先程まで手を引いて自分から此処へ導いてくれた。
白痴
2025/9/18 00:19
きっと、無理をしていたのだろう。
白痴
2025/9/18 00:20
止まぬ毒の世界に乾杯を。
白痴
2025/9/18 00:20
『 また来世にて逢いましょう .ちいさなボクの天使幽霊さん . 』
白痴
2025/9/18 00:20
オレだって、既に死んでいるのだから。
白痴
2025/9/18 00:21
瞬きの間に、キミの姿が視界から消えた。
白痴
2025/9/18 00:21
「役目は果たせたかな、えぇ?神様。オレは皆のテンシ様だからしっかりしないとね。」
白痴
2025/9/18 00:22
―――キミの理想郷には成れなかったね。
白痴
2025/9/18 00:22
The END
