1000円札だけ手に持ってたのがダメでした。風を轟かせる吹雪に千円札を玩具で遊ぶように奪われ、鬼ごっこかの様に追い掛ければ道路へとソレが我が先にへと言わんばかりに飛び出し、そのまま行方を晦ました。そしてマフラーに小さな粉雪をお洒落するように優しく乗せた少年(俺)は手に掛けた鞄の中身を吹雪に音を掻き消されながら漁れば、そこには十円玉が角に隠れていた。なのでその十円玉二枚でうまい棒の明太子味を一本買った。アイス、食べたかったなぁ。

＿＿END

(絵と文字は俺がうまい棒片手で食いながら左手で書いた)

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