あたおか百合シェアハウスの日常(週1は投稿する)
コメント(3)
めら
2024/8/18 11:04
# 1
私は尾喜梅雨。変な名前だよねー!ということで今から皆のパンツを見ようと思うよ!
咲ちゃんはズボン履いてて見えないから洗濯の時に見る。だから七笹さんのパンツを見る!
「七笹さーん!いますかー!」
七笹の部屋のドアを勢いよく開ける。そこにはすやすやと気持ちよさそうな寝顔で寝ている七笹がいた。
「おー、覗き見チャンス。えーと……」
尾喜は七笹のスカートをめくった……
「ちらり。……へーん、くまちゃんパンツ…………ガキかよ」
そう、この女、覗いておいてとんでもないことを言うのだ。バレるかは関係なく、ノンデリカシー。そしてバカなエロ親父。最悪だ。
よし、次は酔崎さん!酔崎さんも寝てるし余裕でしょ!多分リビングにいるはず……
尾喜は静かに階段を降りた。ソファを見ていると、余裕でゲームをしている酔崎がいた。
馬鹿な!酔崎さんが起きてるはずない!天変地異でも起こるのか!?
……まあいい。多分酔崎さんはこちらに気づいてないし、もし仮にバレてても殴られるか罵倒されるだけだからいいや。
……失礼しまーす。
「……何やってんの……」
バレてた。こっちは見ずにゲームに集中してるけど。……別にいいや…パンツ見よ……
ちらり。えー。黒……普通の黒……エッチなやつとかでもなくて、普通の黒。
ざんねん!来世に期待!
「え何してんのほんとに……気持ち悪……」
「ありがとうございま〜〜す!!!」
最後は禊さん!禊さんは元ヤンらしいね。でも今は更生してるみたい。……いや可愛子ぶってるだけか……まあいい、どこにいるかは知らないけど、とりあえず部屋凸しよ!
「失礼しまーーす!!」
七笹の時と同様にドアを勢いよく開けた。アレ、いない?と思ったら押し入れにいた。なぜに?まあいいや覗こー
そう思った瞬間に上から殴られた……
「い゛っっだぁ〜!!なかなか強めですねえ禊さん!」
「おま、……尾喜さん、人の下着を覗き見るのは悪いことです。二度としないでくださいね!」
「んー」
むしろこれはご褒美なので、これからも続けていくことにした。家事全般やってる自分へのご褒美。
「禊さーん」(ちらり)
「てめっ……二度としないって言ったよねえ!?」
「YESとは言ってません。んーと言っただけです。なのでこれからも続けていきますね!」
「はあ!?意味わかんねーよ!!」
めら
2024/9/7 08:35
# 2
私は七笹凛子。アイドルやってる。でも今日は休み!なにしようかな〜♪
「あ、七笹さん!これ買い出し行ってきてくれないかなあ……?」
……用事が出来た。ムリ。のんびりしようと思ってたのに!!
「あ、私も行く。七笹、一緒に行こ。」
逢恋が……?あの…?今日は槍でも降るのだろうか。まあいいけど……
「「……」」
気まづい。いやこれは逢恋が喋らないから、私は悪くないから……なんて思っていたらぽつぽつと雨が降り始めてきた。
「…やば、ちょ、走って!」
「ええっ!?ちょ、待ってよ!」
厚底だから走れない。そんなことを言えるような状況でもなく……
「あー……うん、どんまい。」
着てきた服がびしょ濡れ。お気に入りだったのに……
「……これ着て。」
そう言って渡されたのは逢恋が着ていた上着だった。
「へ……?いやいや、逢恋寒くないの?」
「大丈夫、大丈夫だから。早く着て。」
「…?うん……ありがと。」
とりあえずコンビニのビニール傘を買った。ところで雨が止んだ。今日は変な日だな……とりあえずドンキに行こう……あれなんでドンキに…?
「………なにこれ。」
メモを見たところ、とても人の目の前で言えるものでは無いものが書いてあった。
「未成年だから買えな……」
「大丈夫、七笹は19歳だよ。アダルトグッズは18歳から買えるよ。」
そう言って目を輝かせながら親指を立てた。なんだこいつ……
「あ゛〜もう買うよ!買ってやるよ!逢恋はどっか行ってて!」
「……は〜い。」
……そういえば、お金を渡されていない。クッソ……自腹……もういいや、後で請求してやる!
めら
2024/9/25 18:45
# 3
私は酔崎逢恋。15歳。眠い。
「ちょっ、逢恋ちゃん寝ないの!学校でしょ!?」
「んー……うん……うん……」
「適当に返事しない!」
このお母さんみたいな人は禊。…いや、実質お母さん。6歳の頃から面倒を見てもらってる。えーっと……あんときからもう9年経ってるのか…早い。
「逢恋ちゃんぼーっとしない!はいおにぎり!もう30分だからね!?急いで行かないと遅刻しちゃうよ!?」
「うん、行ってきます」
「いってらっしゃーい!」
朝日が眩しい、なんてエモエモのエモなことを言うはずもなく今日の天気は曇り。雨雲は無さそうだけど心はどんより。してません。七笹は今日も可愛かった。今日はお仕事みたいだけど頑張ってネ…………おじさんになりかけてた、これは七笹のせいだから……
学校に着いて、4階まで階段で登った。いつも通りぜえぜえ息が荒くなりながら教室のドアをガラガラと開けた。
……うるさすぎる。日常茶飯事だが、朝一番からこのうるさい声を聞かされるのはうんざりだった。とりあえず片付けしてからトイレ篭ろ……
「はい、1時間目始めます。礼。」
…あ〜〜めんどくさい……寝る。私の席は主人公席でバレにくい…と思う場面だが、隣は光り輝く陽キャ。ちなみに1回も話したことない。はあ……
「ごめーん!教科書見してくんない?」
「……!?」
初めて話しかけられた。……なんで私?他の人に頼めばいいものの……まあいいか。
「…ん。」
「わお、ありがと!えー……と…」
名前すら覚えられていなかった。当たり前っちゃ当たり前だがちょっとショック。
「酔崎。酔崎逢恋。」
「ああ!ありがと、あこっち!」
……急にあだ名呼び?陽キャってコワイ。
時は変わって時刻は5時辺り。部活はないから、ちょっと早め。ラッキー。
でも登下校は歩き。地味に疲れるから自転車にして欲しいんだけどなあ……
鍵穴に鍵を差し込んでがちゃがちゃと回す。……開かない。すでに開いていたようだった。
「ただいま〜……」
「おかえり〜。今日の晩御飯はチキン南蛮だよ!」
「え、まじ?いっぱい用意ある?」
「もちろん!」
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