今日は2/14。
この戦争を1度止め、大好きな人へ気持ちを伝えてみようよ。

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｢セララ｣
そう呼ぶと彼女は僕とは違う、綺麗な瞳を向けてきた。

「 柳侯 ！ （やまと） 」
満面の笑みで僕に近づいてくる。
彼女は一国のお姫様。


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ある日戦争が起きた。
僕の国と、彼女の国で

「 セララ！！戦争なんてもうやめよう！」
僕の声は醜い銃声音によって打ち消されていく。

「 ミサイルを撃ちなさい」

セララがそう命令すれば、兵隊はミサイルを撃ち

「 あいつを殺しなさい 」

と命令すれば、兵隊はそいつを狙う。

君ならこの戦争を止めることは容易なのに。何故、止めないんだ。

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私は姫。
この国を強くする義務がある。例え愛しい人がいようとも手加減はせず、ただ、人を殺すことだけ考える。

久しぶりにカレンダーを見る。
2/14


「 あ、、 」


約束したんだ。彼と。

『 バレンタインに 、本当の気持ちを伝え会おう！ 』




この世は醜い。

誰かの発した無責任な言葉が、こうやって戦争に招く。例えそれがただの一般人でも。

その発した言葉で国の印象は悪くなり、みなに軽蔑される。それが国の代表なら。

でも、でも、国のことは嫌いでも、どうか私のことは嫌いにならないで欲しい。
国のことは嫌いだけど、私は彼を愛している。


今日は2/14。
戦争を中断しよう。





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バレンタインストの予定

ぎゃあすき

はすに

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