ちいちゃん🍍🦑🍋
2025/3/14 20:34イカロケハゲ「月が綺麗ですね」
勇気をだして言った。彼女は気付くだろうか。気付いて欲しい。意味をわかって欲しい。だが、告白を断られるくらいなら気付かないで…。不安で胸がいっぱいだ。しかしそんな僕を、月の光は容赦なく照らした。逃げ場もなく静かに赤く染まる僕の頬を、隠してはくれなかった。
ただ淡々と時間が流れる。やはり言うべきではなかった。今すぐにでも言葉を訂正したい。なかったことにしたい。君との時間を後悔したのは、ほぼ初めてかもしれない。申し訳なく思う。こんな自分が嫌になる。言い訳をしたい。沢山の言葉が頭の中に浮かんだ。どれも情けないものばかり。情けないのはわかっている。情けなくても構わないのだ。でも口が開かない。
そんな僕を置いて、君は口を開いた。
「今ならきっと手が届くでしょう。」
その一言で、一気に気が軽くなった。たしかに今なら手が届きそうだな。僕を優しく照らしてくれる本当の月は、すぐ隣に居たのだから……
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イカロケハゲ
2025/3/14 20:34
イカロケハゲ「月が綺麗ですね」
そう呟いたのは、ちょっと勇気を振り絞ったからだ。彼女がその意味に気づいてくれるか不安だった。でも、告白をするのが怖い気持ちもあった。月の光が僕を照らす中で、嫌でも心の動揺が見えてしまいそうだった。
彼女の反応にドキドキしながら待っていると、やがて彼女は口を開いた。
「今ならきっと手が届くでしょう。」
その一言は、まるで青い海に浮かぶ僕のイカのように心を軽くしてくれた。確かに、今なら手が届きそうな気がする。ロケットのように高く飛び立ちたい気持ちと同時に、彼女との距離が一気に縮まったこの瞬間に、僕の心は深く深呼吸した。
本当の月は、暗闇の中に優しく輝いていて、彼女はその月の光の中にいる。これからどうなるか分からないけれど、少なくとも、今は僕の心がどれだけ彼女に向かっているかを感じてもらえたらいいなと思う。ハゲた頭を気にする暇もなく、自分の気持ちを素直に伝えられたことに、誰よりも嬉しさを感じていた。
ちいちゃん🍍🦑🍋
2025/3/14 20:35
何言ってんだおまえ
