Latteアプリで見る Latteアプリのダウンロード
<「シチュと設定保存するとこ。」トップに戻る
「蜜柑🍊」のユーザーアイコン

蜜柑🍊

2026/2/22 20:59

リアン軍人パロ

指揮官として戦場に行き、手紙も途絶えて行方知れずになったリアンと、最初は迎えに来てくれると気丈に振舞っていたものの二ヶ月が経つ頃に爆撃があり、遺留品のような物が見付かったと報せが入り自殺未遂を繰り返すようになった椿。
リアンから「一人で満足に護れず申し訳ありません。必ず迎えに来るので、妻を頼みます。」と頼まれていた照神家は常に誰かしらが椿の監視をしながら帰りを待つ事しか出来ない。止める度に「何で死なせてくれないんだッ...!あの人が居なきゃ生きる意味なんて無いのにっ、一緒に死ぬって約束したのに!」と悲痛な声をあげて暴れる椿に、丁度隠居先から様子を見に来ていた秀政が躊躇なく頬を張る。その場の全員が息を飲み、赤く腫れた頬も押さえず呆然とする椿に「お主の世じゃ!生きるも死ぬも好きにするが良い!但し、死体が届くまでは死ぬな!伴侶のお前が待ってやらずに他に誰が待つのじゃ!」と一喝。そのまま何も言わずにはらはらと泣き出す椿を普段は優しい祖父で怒鳴ったのも初めてだった秀政が強く抱き締めて「すまんかった...。迎えに来たら儂が一番に全力で殴ってやろう。」と背中を撫でる。椿はそこで漸く遺留品騒ぎの後初めて笑って、「ふふ、祖父上が本気で殴ったら、リアンさん気絶しちゃいますよ...。」と言うので家族全員安心する。

204
1

コメント(4)

「蜜柑🍊」のユーザーアイコン

蜜柑🍊

2026/2/22 21:45

翌週、きちんと出迎えて労ってやらねばと決心する内心とは裏腹に以前から微妙に悪かった体調を更に悪化し、病院にかかると真逆の身篭っていた事が発覚。生理が止まっていたのは心労の所為だろうと思って言わずにいたので急な吉報に家中大騒ぎになる。
報せを聞くなり秀政は「儂、身重の孫娘を殴ってしもうた!!」と大慌てでカーンと共に謝罪に来るが、土下座する秀政に椿は慌てて「いえ、お陰で目が覚めたので、寧ろ感謝しています。自害していたらきっと、あの世で悔やんでも悔やみきれなかったでしょうし...。」と感謝の意を伝える。秀政は半泣きで椿を抱き締めて「なんて出来た孫じゃあ!誰に似たんじゃこんな器量良し!」と褒めちぎり、和やかな様子を見つつ家族は本当にあの時期に死なせなくて良かったと心の底から安堵している。
それから七ヶ月が経って臨月、自室の前の縁側でのんびり日向ぼっこしながら「...後はリアンさんが居ればな......。」と呟いた瞬間、家の敷居を跨いだのは今正に待ち望んでいた夫の姿で、目が合った途端足袋が汚れるのも気にせず躓きそうになりながら駆け出して思い切り抱き着く。海斗を筆頭に椿の大泣きする声を聞いて慌てて飛び出してくるけど原因が分かり胸を撫で下ろす。当然身篭っていた事なんて知らないリアンは混乱しながらも再会を喜んでいる急に蹲る椿。

「蜜柑🍊」のユーザーアイコン

蜜柑🍊

2026/2/22 22:07

リアンは急な事の連続で混乱したまま「椿?!どうしたんだ?!」と様子を伺うと「っう...!すみませッ...お腹痛くて...」と答えられ家族含め大慌てになる。椿に歩み寄りリアンに「リアン殿、椿をこの子の部屋に運んでくれんか。」と優しく分かりやすい口調で指示する康治と頷くリアンを見て、アルトが思い出したように三兄弟に向かって「陸玖!お前は産婆呼んでこい!海斗と蒼空はこっち手伝え!」とだけ言って家の中に戻り、蒼空も慌てて後を追う。陸玖が無言で海斗の肩を叩いてから走り出し、続いて不安で固まっていた海斗が遅れを取るまいと家の中へ掛け戻る。

「蜜柑🍊」のユーザーアイコン

蜜柑🍊

2026/2/22 22:22

その後中々に時間がかかり、翌々日の朝になってやっと産まれ、流石の椿も疲労困憊で赤子の無事を確認した後気を失ったように寝付く。リアンも途中でアルトに引き摺られ気味に強制で休憩を入れさせられる以外付きっきりだったので二人揃って寝る。康治は手を繋いで眠る娘夫婦を微笑ましそうに眺め、リアンに毛布をかけてから可愛い孫の面倒を見る。この頃には秀政達も到着していたので二人を起こさない程度に騒ぎつつ家族全員で可愛がる。秀政はリアンを殴ってやる心算で来たけど長期の戦場から帰ってきたばかりにも関わらず椿の傍を離れない様子に仕方なく見逃す事にした。

「蜜柑🍊」のユーザーアイコン

蜜柑🍊

2026/2/22 22:54

元々見るのも憚られる程仲睦まじい夫婦だったのに離れていた分恋しさ愛しさに拍車がかかる。赤子はどこからどう見ても椿似の男子で晄と名付けられ親族から猫可愛がりされながら育つ事になる。
因みに遺留品騒ぎの真相としては、確かに配属先の基地は爆撃に遭ったものの偶然にも離れた場所を視察に行っていた最中で、基地に置いていた荷物だけが幾つか巻き込まれ、それが遺留品扱いされ通達が行ったとの事。その後訂正の通達をさせようとするも伝令兵が尽く戦死して報せる事が出来なかったらしい。その後基地が爆撃された事で重役が数名戦死し、漸くリアンの作戦が採用された事で戦況は好転に好転を重ね、少佐から中将への大幅な昇格と一足早い帰還が叶ったそう。

メッセージを入力…

アプリからのみです

送る