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蜜柑🍊

2025/10/7 01:27

リアン×椿。
足がうじゃうじゃあるタイプの虫が苦手な椿と毒とかが無いなら特に気にしないリアン。椿が洗濯し終わったシーツを付けに寝室へ行くと壁にゲジゲジを発見して絶叫。何事かとリアンが慌てて駆けつけると「リッ、リアンさッ!!あああああれぇッ!!ヤツが壁に居るんですッ!!」と壁のゲジゲジを指さしながら半泣きで抱き着く椿。リアンは安心して「あゝ、ゲジゲジか。」「その忌々しい名を口にしないでください!!」「ゴキブリを食べる益虫なんだが...」「何言ってるんですか?!益虫?!正気ですか?!」「...まあそうなるのだろうな。後は私がやっておくから椿はリビングに居ろ。」食い気味でパニックの椿が可愛くて毎回駆除するのを渋るフリを入れる。虫は殺虫剤で駆除してティッシュに包んで、ゴミ箱を見た時に見えないように小さくて黒い袋に入れて口を縛ってから捨て、消毒液で居た場所を軽く拭き取り換気して手を洗って漸く終了。シーツも付けて椿の元に戻るとまだ恐怖の余韻が残っているのか不安そうな顔をしている。後ろから優しく肩に触れて「椿、こっちは終わった。他に気になる事は無いか?」と尋ねると「いえ、ありがとうございました...。私ったらまた取り乱しちゃって、すみません。」と凹んでるらしい椿に「誰にだって得手不得手はあるだろうし、愛しの妻から頼られるのに悪い気なんてしないからな。気にするな。」と慰めて隣に座ると珍しく凭れかかって手まで握ってきた。
「何だか、事ある毎に貴方との結婚は正解だったなって再認識してます。」
「虫の駆除でそんなに喜ばれると複雑だな。」
「あ、いや、事ある毎にって言うのは虫がどうのだけじゃなくて......(恥ずかしいので)もう良いです。」
「?そうか。」
変な所で鈍感なリアンにもどかしくなる椿だった。

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