連合裏話

共産党と臣民党が合流する前、共産党は一強で、議席は安定していた。

しかしなぜ、左派票が離れるにも関わらず、臣民党と合流したのか。それには深い理由がある。

何十年も政権を担ってきた臣民党。それに対し共産党は、政権運営についてはいわば“素人”

共産党の大部分は共同体大学を卒業後、そのまま共同体企業に就職することが多かった。

共同体大には政治学部などなく、その後も学習機会は少ない。致し方ないのである。

共産党の無責任な政権運営に対する、臣民党からの国会追求は、極めて的を得たものもあった。

共産党は臣民党を、次第に煩わしく思い始める。

そんなとき、共産党にある情報が入る。

臣民党は、共産党と腐の教会の関係性について国会で追求する予定である。そんな情報だ。

共産党は腐の教会に、選挙協力を依頼していたのはもちろん、多額の献金を受け取り、教会系列業者に行政が建設などを委託していた。

これが発覚すれば、国民の怒りの矛先は共産党に向く。

共産党は、国会追求そのものを止めるべく、臣民党と極秘で会談を行う。

会談のメンバーは、ユトリ氏、レンポー氏を含んでいた。

その際、国会追求を中止する代わりに、ある条件を提示される。

まさしくそれが、“臣民党と共産党が合流する”ことだ。

この会談にて、合流が決定され、両党はその道を進むことになる。

やがて、ゆとりの党が誕生した際も、ゆとりの党メンバーも教会と関係を持っていたため、それに対し特に言及はなく。

未だにこの真相は誰も知らない。

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