1人だけ残業して午前2時頃に帰ってきたリアン。2人とも寝てると思ってたのに家の明かりが付いていて鍵を開け中へ入ると急いでリビングから出てきた椿がぱっと嬉しそうな顔になって「おかえりなさい!お風呂もご飯も用意してますよ!お疲れでしょう?」と駆け寄ってきて鞄と上着を受け取ると上機嫌でリビングへ行ってしまう。不思議に思いながら洗面所で手洗いしてリビングに入るとアルがキッチンに立っていて「おかえり!わー、酷い顔!先にシャワー行ってきなよ!」といつにも増して上機嫌。訳が分からず「何でそんなに楽しそうなんだ?」と尋ねると「いや当たり前でしょ?今日記念日だよ?」心当たりがないリアン。「待て、何のだ?さっぱり思い浮かばん。」椿との大事な記念日を忘れたのかと思って恐る恐る聞くと、「え、あゝ、リアンは知らなくて当然だよ!今日はね、同棲してからリアンの日付跨ぐ残業100回記念日!椿と作ったの!」とぶっ飛んだ返答。「私の知らない内に変な記念日を作るな!!何か忘れたのかとヒヤヒヤしたんだが?!」当然ブチギレるリアンがキッチンまで行きアルの胸倉を掴む。「あはは!リアンがこんなキレっぽいなんてかなりキてるね〜!」「リアンさんっ!お風呂の後はリアンさんが好きなケーキとコーヒーゼリーありますから!」「...シャワー浴びてくる。」「素直だな〜!」
この後はリアンのお疲れ様会して3人で仲良く昼まで寝た。
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