リアン×椿。行ってらっしゃいのキスが受け身過ぎる事を悩んでいる椿。リアンは椿の性格を理解しているからキスできるだけでもありがたいし気にしてないけど椿は好きなのにキスを返してあげられないのが悔しいし悲しい。一度決意するとストイックな所があるのでシュミレーションを重ねて遂に実行する事に。
リアンに頬へキスされる前にすると決めていたので準備出来たリアンが振り返った瞬間に頬へキスしようとしたけどタイミングを見誤って口へ。想定外だったのですぐ離れ、「えっと、行ってらっしゃいの、キスが、したくて...頬にしようと思ったんですけど...その...」と言い訳をしていると唇に残る余韻を感じながら硬直していたリアンに両頬を包み込むように握られて思いっきりディープキスされる。混乱、愛情、劣情、驚愕、快楽、その他諸々複雑な感情で窒息している椿が漸く開放されると本当に珍しくリアンも顔が赤くなっていて照れているらしかった。呆気に取られて「椿からしてくれて嬉しかった...。だが今後、誘ってないなら口はやめてくれ。止まれなくなる。」と言われ、「はい...。」としか返事が出来なかった。「じゃあ行ってくる。」ドアノブに手をかけたリアンを見て反射的に「行ってらっしゃい...。あ、あの、今夜、待ってますからね。」と言ってしまい、「......頼む。」と言い残して仕事へ。
椿はその場でしゃがみこんで「待ってるなんて言ってしまった...！頼む、頼むって言われた...！」と暫くもじもじ恥ずかしがってる。その日の夜は物凄くお楽しみだった。
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